ファンタスティックMr.Fox (2009)/ コープスブライド (2005)/ 9 ~9番目の奇妙な人形~ (2009) 映画感想

ファンタスティック Mr.Fox (2009)

監督:ウェス・アンダーソン

原作:ロアルド・ダール

声優:ジョージ・クルーニーメリル・ストリープジェイソン・シュワルツマン

 

『グランド・ブタペストホテル』や『ムーンライズ・キングダム』のウェス・アンダーソン監督によるストップモーション・アニメ映画。アメリカ版「平成狸合戦ぽんぽこ」とも言えるようなお話でした。動物と人間の食料争いをコミカルに描いているので、どうしても結末のハッピーエンドが滑稽なものに見えてしまう。しかしお話は抜きにして、登場人物がとてもユニークです。動物たちは表情がくるくる変わり、仕草も子供は子供らしく、大人はダンディーに決まっていて可愛いのです。全編ストップモーションで撮られているのでメイキング映像がとても可愛らしいです。

 

ティム・バートンのコープスブライド (2005)

 

監督:ティム・バートン

音楽:ダニー・エルフマン

声優:ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、エミリー、ワトソン

 

いつになったらスーツを着た骸骨が出てくるのかと思ったら、結局最後まで出てきませんでした。それは『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』という別物らしい。いわゆるダークファンタジーと呼ばれるもので、細部に至るところまで魅力たっぷりで自分好みでした。主人公は「生」と「死」の世界を行き来するわけですが、あまりにも主人公に生気がないのと嫌な人間ばかりの日常に辟易して「死」の世界の方が楽しそうに見えるのです。そしてコープスブライド(死人の花嫁)であるエミリーが、生きている花嫁よりよっぽど綺麗なのがこれまた不思議です。エミリーも綺麗なんだけど。

 

9 ~9番目の奇妙な人形~ (2009)

 

監督:シェーン・アッカー

脚本:パメラ・ペトラー

声優:イライジャ・ウッド、フレッド・タタショア、ジェニファー・コネリー

 

人類が滅亡した後の世界で目を覚ました人形のお話。主人公たち登場人物はみな麻でできた人形で、まるで人間のように話して動くのでちょっとばかり怖い。設定や展開が教訓めいているわりに、あまり心を掴まれることなく終わってしまった。せっかく面白い登場人物がたくさんいるのにそれぞれの見た目が似ているので個性を把握しきれなかったのが残念でした。製作にティム・バートンが携わっているらしいのですが、上記の『コープスブライド』とは打って変わってあまり印象に残らない映画でした。