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舟を編む (2013) /夜のピクニック (2006) /悪人 (2010) 映画感想 

舟を編む (2013) 

舟を編む 通常版 [DVD]

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監督:石井裕也

原作:三浦しをん

出演:松田龍平宮崎あおいオダギリジョー黒木華

 

松田龍平が熱く、そして静かな主人公を演じていて久しぶりにとても雰囲気の良い邦画を観たという感じがした。その他にも脇を固めるオダギリジョーや、黒木華などが独特の空気を出している。辞書の編纂が進むにつれて黒木華の内面が微妙に変化しているのがとてもいいのです。"辞書作り"という一般には知ることのない世界のお話で、一冊の辞書に途方もない年月の苦労と手間で出来ているのが感慨深くなる。細かいことを言うとツッコミどころが少なからずあるので、言葉の重みを感じれる分小説版の方が良かったかも。アニメ化するらしいけど、想像がつかない。

 

夜のピクニック (2006)

夜のピクニック 通常版 [DVD]

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監督:長澤雅彦

原作:恩田陸

出演:多部未華子石田卓也郭智博

 

恩田陸原作の一日で80キロ歩く学校行事のお話。ただ"歩く"だけの映画。淡々としているが途中で友人の妄想や恋愛要素が入り込んできたりして等身大の思春期特有の初々しさが感じられる。『花とアリス』の郭智博が出てきたり、加藤諒が少しだけ出てきたりしてキャストに目が行く。原作を読んでいるからか、全体的に夜歩くことの良さを殺してしまっているような気がする。多部未華子の友人役である西原亜紀が一度もクラスの友人といる姿がなくて妙に気になってしまった。

 

悪人 (2010)

悪人

悪人

 

監督:李相日

出演:妻夫木聡深津絵里岡田将生満島ひかり

 

NHKのミュージックポートレイトという番組で、妻夫木聡満島ひかりがこの映画で共演した時のことを話していて大変興味深い内容だった。爽やかタイプの役を演じることの多かった妻夫木聡がこの映画から二年間、役が抜けなかったことを話していたので相当エネルギーのある映画という印象があった。実際観てみると、妻夫木聡の役もだが、満島ひかりの演技はやはり最高にいいなと思う。「悪人」という題名から、「本当に主人公は悪人なのか」、「悪人とは何か」が問われているような気がするが、やはり主人公はどんなに人を愛する思いがあっても「悪人」ではないかという見解を持っている。ただこの映画には様々な「悪人」が出てくる。無実の岡田将生の方が悪人に思えるようなシーンがあり、考えさせられる。